26 / 42

ch.26 (R-18)

この月曜日と火曜日、通話はせず、夜、少しだけメッセージのやり取りをして、寝る前におやすみを送って寝た。毎日だって先生の声を聞きたい気持ちはあるけど、彼は昼間、仕事をしているんだからと思うと、やっぱり気が引けた。 そして、そろそろ耳が寂しくなっていた水曜日の夜、0時になる頃。 先生に「話せる?」とメッセージを送ると、すぐに彼から通話があった。慌ててイヤホンをつけて通話をオンにして、ベッドに寝転がった。 『…ウィル?』 「…うん、アレック、早くてびっくりした」 『どうしたの?なんかあった?』 彼の声は少し緊張していて、まだ“先生”のモードだった。 「ううん…声、聞きたくなっただけ」 『なんだ、よかった』 見えない彼が、ほっと肩の力を抜いて、笑ったのがわかった。 『今、部屋?』 「そうだよ、リビングとかじゃできない」 『そうだね』 「アレックと話す時は、ベッドにいる」 『寝て?』 「うん、ハッピーになって、そのまま寝落ちちゃう」 クスクスと笑う声は、どんどん柔らかくなって、先生じゃなくて素の彼になっていくのが嬉しい。 『昨日も一昨日も通話なかったのは、気を使ってた…?』 「…まあそう…だってアレック、昼は仕事だしーーー」 『大人ってすごく忙しいものだと思ってる?』 「うん」 『…実際、少し忙しかった』 「そう」 『でも、寂しかったよ、ウィル』 「…僕も」 『僕だって、本当はガツガツしてる』 「…本当?」 『…君のあの顔や、声や、柔らかいトコロや硬さを思い出すだけで、勃起する』 彼は、昂りが滲む声をひそめた。 『…ウィル』 「うん」 『オナニーして』 「え…」 突然の言葉に、ドキリとした。 既に、彼の吐息にふしだらな気配を感じていたから、目を閉じればすぐにでも、彼に組み敷かれている気分になれた。 『日曜日は、したの?』 「してないよ」 『昨日と一昨日は?』 「…してない」 『本当に?じゃあ…もう、我慢できないね…』 「我慢してたわけじゃ…」 そう言いながら、僕はスウェットと下着を膝の上まで下ろした。 『声を聞きたくなった、だろ』 「うんーーー」 『聞かせて…ウィルのオナる声…』 「声なんて出せないーーー」 『いつも、してるみたいに…』 「…ビデオ通話で…見せなくていい?」 『しなくていいよ…』 「…アレックの言う通りにすればいい?」 『違うよ、君がしてることを聞かせてくれればいいーーー』 「実況、するの…?」 『しなくていいよ…ただ、イく時は教えて…』 彼の密やかな声は優しく、いやらしく、僕を淫らな戯びに誘い込む。 「…わかった」 『うん』 「…聞いてて、アレック…」 『…』 我慢できずに、スウェットと下着を脱ぎ去って脚を開いた。 「せんせ…に、下、脱がされた…」 「せんせは、僕の腿を押し上げて、あそこ見るの、好きだから…」 『おっぱいは…?』 クスクスと笑う声が耳に滑り込んで、甘い声に囁かれる。 「もう、待てないから…」 「無視して、あそこ、開いてる…」 あそこを大きく開くと、それだけで、吐息が震える。 「アレックに、見られるの、気持ちいい…」 「見られるだけで、熱くなる…」 指の腹でそっとクリに触れると、少し痛かった。 「んッ…あ…クリ、優しくして…」 「…そう、押して、捏ねると気持ちいい…硬くなってる…」 『大きくなってる…?』 「うん…あ……っ………………ん」 左手でその下を探ると、温かく濡れている。 「…濡れてる…あっ、アレック…そんな急に、いれないで…」 「っ……ン…」 「…そこ…あ、あれっく…くりをぬるぬるしないで…」 「あ…ッ………イ………………っ」 「あれっ…っ…ア、あれっく、いっぱい、なめて、すってくれるの、すき…っ」 「はッ………………あつい……そんな、おまんこ、ぐちゅぐちゅ、しないで……」 「……っ……っ……っ……あれっ……っ……っ……っ」 「ア………あれっ、あれっ、おくっ…ついて…いっぱい…………アっ…」 「……っ……っ……っ……あ゛……っ……っ……っ」 「…あ……あれっくっ、ぐりぐり…きもちっ…イっ……ン…ン…ンっ…」 「ア…」 「あれっぅ」 「イっ…い゛…」 「いっ…くっ………………っ!!!」 「…………………………………あっ…あっ…あっ…あっ…」 「………………………っ」 「………は……っ」 「あっ……」 「………」 「……」 「…」 『…ウィル?』 「……うん」 『きもちよかった…?』 「…うん…」 『…大丈夫?』 「……うん…」 『おちんちんは?』 「…さわって、ないよ」 『イッた?』 「…うん」 『よかった…潮は出た?』 「ううん…じぶんじゃ、でたことない…」 『そか』 「…あれっくの、おちんちんじゃないと、おく、とどかない…」 『物足りない?』 「…うん…」 『金曜、たくさんしよう』 「うん…」 『ウィル、かわいかったよ…』 「…あれっくも、してた…?」 『したよ』 「イッた…?」 『うん』 「…嬉しい」 『…パンツとパジャマ履いた?』 「いま、はく………はいた…」 『そのまま寝ちゃって』 「うん…」 『眠いよね』 「…うん」 『おやすみ、ウィル』 「うん、おやすみ…」 『愛してるよ…』 「…ぼくも、あれっく…」 『愛してる』 「………あれっく」 そのまま僕は、すとんと心地よい眠りに滑り落ちた。 いつものように「おやすみ」を送れなかったけど、翌朝スマホには、「愛してる」が届いていた。

ともだちにシェアしよう!