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第22話

カイのペニスを自分の中に沈めるのが好きだ。 まあ、快楽の話で言うと、アルファのペニス方が最高だが。 欲しいところまで来るし、そのカタチ自体がオメガのめのモノになってる。 でも、ベータを支配するこの感覚はたまらない。 恐らく、アルファがわざわざベータと遊ぶ理由もそこだろう。 完全に支配できるものは安心感があって、そこが良い。 カイのペニスを包み込み、締め上げ、揺すぶった。 カイは殺されるかのように泣き叫んでいる。 白目を剥き、ヨダレを垂らし、貫かれている時よりも身体を痙攣させて。 イカせてやらない。 そのタイミングも全てショウにある。 ゆるして いかせて ショウ・・・ ショウ カイが泣き叫ぶのを楽しむ。 泣いて歪んだ顔に何度もキスをした。 なんて可愛い。 殺すのをやめようかと思った位だ。 カイを色んな男達に犯させたが、嫌いだったことなんて一度もない。 いつだって可愛いかったのだ。 だが。 ショウにはショウが一番大事だ。 親兄弟にレイプされ見捨てられたのだから、当然だ。 幸せになるためには他人はどんどん利用するし、何なら消し去る。 カイは少しばかり、危険すぎた。 可愛いけれど。 ショウは後ろ手でベッドサイドの本の間に隠していたナイフを探る。 ゆっくり揺すってカイを泣き叫けばせながら。 ストーカーを飼っている以上、何らかの防衛は必要に決まってた。 常に備えてある。 ナイフをつかむと、ショウはいやらしく激しく動き出し始めた。 イカせるために。 ダメ ダメ ダメだからぁぁぁ カイが叫んだ。 ショウもちゃんと気持ちよかった 中に出させてやろう。 本当はださせたそれを舐めとらせるところまでしたかったけど。 サヨナラ、カイ。 可愛かったよ。 ナイフを突き立てようとしたのとカイがイクのは同時だった。 カイは血飛沫をあげながら、射精しながら死ぬはずだったのに。 止められたのだ。 止めた手は、大きなアルファの手で。 それは番の手だった。 いつの間にかそこにいた。 番は初めてみせる感情の無い目でショウを見ていた。 ドクドクとショウの中にカイの精液が溢れていく。 ナイフ 掴まれた手 射精の名残りに震えるカイ 繋がったままの身体 ここにはいないはずの番 ショウは流石に混乱した。 「ショウ・・・愛してる。あんたを自由にするって言っただろ」 まだ繋がったままカイが言う。 ショウは目を見開いたままだ。 少し身じろぎすると、感じてしまって喘ぎ声が出た。 番は何も言わない。 何も。 「オレが用意した。全部あんたのために。だから今度はあんたがオレにくれないと」 カイは笑った。 カイの笑顔は初めてだった。 無邪気で恐ろしい笑顔だった。 「ねぇ、ショウ。愛してる・・・」 カイの声だけが響いた

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