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第14話

駅に向かうとすぐにともくんをみつけた 「しーさん!」 「ともくん!遅くなってごめん」 そういうとともくんは僕をぎゅっと抱きしめてくれた 「いいよ。俺もさっき到着したとこだから」 抱きしめたまま甘い声で囁いた 「ちょっと…ともくん…恥ずかしい…」 「久々の再会を喜んでる友人にしか見えないよ。ここらへん観光地でしょ?ほらみて。みんな自分たちのことで一杯でみてない。ね?」 確かに周りの人は誰もこちらを見ていないようだ。そう思ったら僕も大胆になってそっとともくんの頬に口付けた 「しーさん!嬉しい!会いたかった」 「俺も会いたかったよ」 自然と僕らは指を絡め駐車場へ歩き出した 「しーさんの運転初めてだぁ…ドキドキする」 「安全運転で頑張ります」 乗り込んで食品なんかを買うためにショッピングモールへ向かう。 お客さんも結構多いけどここには僕を知るものはいない だからずっと手を繋いでた 「しーさん。ちょっと俺見たいとこあるから付き合ってくれる?」 それからいくつかの洋服屋さんを巡ったりアクセサリーをみてみたり映画を見たりと普通の恋人同士がするようなことを楽しんだ。 こんなに楽しいデートは初めてで凄く幸せだった。 最後に食品を購入して戻った。 家に戻るとすぐにお風呂の準備をして食事の支度を始めた 「ずーっとしーさんの作ったご飯食べたかったから楽しみ!」 キッチンに立つ俺の首筋に顔を埋めてそう話す。なんだかくすぐったい 「手伝えることある?」 夫には言われたことのない言葉に嬉しくなって一緒にキッチンに立ち仲良く料理した 「うわー…うまそ…」 子供みたいに瞳を輝かせながら言うともくんにまた見惚れてる 一緒に食事するとともくんはあっという間に平らげてくれた。おいしいおいしいって沢山褒めてくれた。 夫には褒められたことなんてない。作るのが当たり前だって思っているからだ。 栄養バランス考えて献立を決めて作るのって結構大変なんだけど仕事もしてない僕の仕事だって前に言われたこともある。 だからこんなに普通のことがとても嬉しくて幸せだった 片付けも手伝ってくれてとっても助かった。 その後は一緒に温泉を楽しんだ 「しーさん…」 「ん?」 「痩せた?」 「まだまだあの頃みたいには届かないけど…頑張った…だって…ともくんにつり合いたいもん」 「俺のために頑張ってくれたの?」 「うん」 「…可愛い…それで…ここの毛がないのは?」 「…気持ち悪い?」 俺の中心部の処理もしていたので生まれたままの姿になっていて… 「触っていい?」 ともくんが鼻息荒目に言ってきたから嫌ではないみたいだ ゆっくりと触れてくれると直ぐ立ち上がってきた 「…はぁ…たまんない…ずっと…触れたかったんだ」 そういうと俺を浴槽の縁に腰掛けさせ足の間に体を滑り込ませて中心部を食んだ 「んん…ま…っ…ダメ…もう…でちゃう…離して…」 お願いするけれど離してくれなくてとうとうともくんの口の中に吐き出してしまった 「あ…ごめ…ぺっして!!」 ともくんは不敵に笑うとコクリとそれを喉の奥に流し込んだ 「えっ!!」 「おいし…ごちそうさま」 妖艶に舌舐めずりするともくん。最高にかっこいい 「冷えちゃったね。おいで」 そう言って湯船に俺を誘いぎゅっと後ろから抱きしめてくれた 「夢みたい…こうやってしーさんとくっつけるなんて…」 「うん…俺もそう思うよ…ところでさ…ともくんのそれ…固くなってる…」 「ばれてる?」 「ばれるもなにもさっきからずっと押し付けて擦ってくれるから…嬉しい…俺の体見てそんなになってることが…ねぇ…もう…これ…欲しい…」 「お風呂から上がってからね。ゆっくり愛したいんだ」

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