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第17話

それから落ち着いて風呂へ向かうため立とうとすると立てなかった。ともくんはごめんと謝ると俺を抱え運んでくれた 二人で仲良く風呂に入りその後もともくんに運ばれながらリビングへ行くとそこにはもう冷えてしまった食事が並んでた 「うわぁ…ともくん用意してくれたの?」 「うん。昨日しーさん抱き潰しちゃったから動けないよなぁと思って頑張って作った…だからさっき隣にいなかったんだよ。まぁ…俺しーさんみたいな美味しいご飯は作れないけど…」 「ありがとう!」 ともくんの頬にキスをするとともくんも返してくれた。そのまままた始まりそうだったけど必死に我慢した。 「食べよ!」 「うん。温め直してくるね。しーさんはそこ座ってて」 「…」 「そんな悲しそうな顔しないで。仕方ないなぁ」 そう言って微笑むとまた俺を抱き上げてくれてキッチンのそばにある椅子にかけさせてくれた 「ここなら近いからだいじょぶ?」 「うん」 「ふふっ!待っててね」 鼻歌を歌いながらキッチンに立つともくんはやっぱりカッコよくて見惚れてた 「そんなに見てたら照れちゃうなぁ…もう…」 そう言って振り返ると近くに来てくれてまたキスをくれた 「しーさん。可愛いなぁ…」 ともくんはその後もふんふんと鼻歌を楽しそうに歌いながら温めた料理を運ぶと俺のもとにすぐ来てくれた ご飯はところどころ焦げちゃったって悔しそうにしてたけどどれも一杯愛情が詰まっててすっごく美味しかった。 片付けも近くで見守らせてくれた。その後はゆっくり部屋で寛いで一緒の時間を過ごした。 しなくたって隣りにいて手を握ってくれることや肩を抱いてくれることや膝の上に座らせてくれたりすることとかそれだけでぽかぽか胸が暖かくて甘えるだけ甘えた。たまにエッチないたずらもされたけどそれも楽しかった。 そうして2日目は家で過ごしてあっという間に夜になった。楽しい時間は過ぎるのがすごく早くて明日にはもう別々なのかって思うと寂しかった その夜はそんなに一杯はできないからゆっくりゆっくり交わった。寝るのが勿体ないのに流石に睡魔には負けてしまって朝まで眠ってしまった 翌朝名残惜しくてなかなかベッドから出られなくてともくんと抱き合って転んでた 「しーさん」  「うん?」 「また会いに来るね」 「ん…」 「連絡もするね」 「ん…」 「…しーさん?」 「…寂しい」 「俺もだよ」 「俺からも…たまには会いに行ってもいい?」 「勿論だよ」 「連絡出来ないときも…あると思うけど…許してくれる?」 「大丈夫。ちゃんとわかってるよ」 それから互いに約束事を決めた。 こうして楽しかった時は瞬く間に過ぎていった

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