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第21話

夫が何をしたいのか何を言いたいのかわからず二人して顔を見合わせた。その様子に夫は苦笑しながら言葉を続けた 「このまましーとの交際は続けて欲しい。だって悲しいでしょ?互いにこんなに想い合ってるのにそれを離してしまうなんて…俺には出来ない…だから…俺のことは気にしないで今後とも仲良くしてね。けど…しーは譲れないから…何回かに一回は…こうして…」 言いながら夫はともくんの後ろに自分の指を入れる。ともくんのいいところをすぐに探し出したのかともくんを溶けさせた… 「ここが君のいいところね」 「ふっ…んん…」 さっきまで萎えかけてたともくんのは俺の中でまた硬度を増してふるふると震えている 「このまましーの中でイって」 その言葉を合図に息を詰めたともくんが俺の中に温かいものを吐き出した 「君たちの交わりを…大好きな男を加え込み幸せそうにするしーを俺にも見せて。勿論毎回じゃなくていい。月に一回とかもっと頻度は少なくていいから…だから…」 そういうと自分のパンパンのそれをぐっとともくんに突き入れた その刺激で俺も鳴いた 「っ…これで多くの人間を…っ…やば…みんな…君にはまるはずだ…」 夫に主導され俺たちは散々いかされてその後は只管に互いを求めあった そこから俺たちの歪な関係が始まった。ともくんに会いに行くのも夫公認になった。外泊なども許してくれたしお小遣いも前よりずっと増えた 何回かに一度と話していた約束の日も周期が短くなっていった 愛してると囁くのはともくんにだけ。それでも夫は幸せそうだった。 「しーの笑顔が増えて俺も嬉しい…今日は俺で我慢してね。本当はすぐにでも近くに住まわせてあげたいんだけど…彼の仕事もあるからね…今頑張ってるんでしょ?多くの従業員抱えた社長さんだもんね」 ともくんは実は車関係の会社を俺と再会したときには立ち上げてた。あのときはすごく小さな会社だったのに今は大企業となっていた。毎日忙しくしてるのだ。

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