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第23話
「しーくん…しーくん…」
うわ言のように僕を呼びながら一つ一つ二人から体中につけられた紅い花に上書きする悠衣を拒むことも出来なかった
「俺にも…しーくん抱かせてよ…」
「んん…悠衣…」
悠衣がこんな気持ちいいキスをできるようになってるなんて…知らなかった。
名前を呼ぶとさっきまで泣いてたはずの悠衣が妖艶に微笑んだ。綺麗すぎる顔に見惚れる。俺に似てるはずなのになんでこんなにも…
「俺のキスで感じてくれたの?…エッチな顔してる…そんな…エッチな顔…いつもあの人たちは見てるんだ?俺にももっと見せてよ」
悠衣の逃さないと言うような強い眼差しに抵抗をやめた。すると悠衣は複雑な表情をしながらもうれしそうに続けた。
「いい子…俺に…任せて」
流されるまま悠衣を受け入れる自分に心底嫌気が差してるのに…悠衣の巧みな技に次第に溺れていく
こんなにも最低な俺なんて…なんで…僕には…俺には…夫も…愛する人もいて…大切な人と…またこんなことを…
「んんっ…」
「しーくん…すんなり入ったね…さっきまであの人たち受け入れてたからだね…今ここにいるの俺のだよ…わかる?…しーくん…愛してる…んん…これ…何…持ってかれそ…しーくんの中すごい…いい…っ」
悠衣は激しい律動を始めた。夫もともくんもこんなに激しい動きはしない…久しぶりのことに体が跳ねる
「俺若いから…二人より動けるよ。気持ちよさそうな顔…たまんない…ふふっ…しーくん…自分で腰動かしてるじゃん…しーくん…あはっ…気持ちいいね。一度…中に出すよ」
「…んっ…悠衣…悠衣…」
「もっと…俺を呼んで…しおり」
「っ!!」
「名前呼んだだけでいくとか…どんだけ好きなの?変態…最愛の息子に中でイかされた気分はどう?」
「悠衣…悠衣…もっと…欲しい…動いて」
気持ち良すぎて息子だとかどうでも良くなって悠衣を求めた。
それから何度か俺の中に放って落ち着いた悠衣は俺の中に入ったまま幸せそうに笑みを浮かべながら眠ってしまった。
本当はこの時間は練習のはずだったのに急遽練習がなくなって帰ってきたら3人で楽しんでるのを見てしまい箍が外れてしまったんだと律動しながら教えてくれた。
申し訳無さとそれでも交われた喜びとでなんとも言えない表情をしながら俺を一生懸命求める姿に興奮してしまった
そっと悠衣を俺から抜き起き上がると髪を撫でて部屋を後にした。
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