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第25話

「気持ちいい…気持ちいい…つぐぅ」 「すごいねぇ。えらいねぇ。人にご奉仕して触らずイケるなんて…いい子だねぇ。はぁ…いい子にはご褒美をあげなくちゃ…しーくん。どうして欲しい?」 「つぐのこれを…これを俺に…突き刺してっ…お願いっ…」 「これ?どこ?」 「これっ…つぐの…つぐのペニスを俺の厭らしいここに!!」 四つん這いなり自分で孔を指で拡げ尻を振った。なんて滑稽な姿なのだろう… 「ん〜…まぁもうちょいだけど…今日はサービスね。はい。どうぞっ!!くっ…すごい…孔…だね…持ってかれそ…」 「はっ…んんっ!あっ!!」 つぐが勿体ぶるように律動を始める。もっと激しく動いて欲しいのに…もどかしい… 「つぐっ…もっと…」 「…しーくんっ…大好き…大好きだよ…顔見たい…見せて」 そう言うと刺したまま俺をひっくり返した 「つぐっ…だめっ…みちゃ…や…」 恥ずかしくて顔を覆うとその掌にキスされて舌を這わされた 「ふあっ…」 「しーくん…」 繋は掌を包み込み退かせると優しい笑顔を見せキスの雨を降らせる 「しーくん…ずっと…欲しかったんだ…羨ましかった…親父やともさんが…甘やかされる悠衣が…俺のことも…甘やかして…もっと…可愛がって?」 久しぶりにみた子供っぽい表情に自然と笑みがこぼれた 「しーくん…いくよ?」 「うん…」 「一緒に…いきたいっ…」 「あっ!!んん!!」 同時に果てた繋は俺に倒れ込みぎゅっと抱きしめてくれた。 「もっと…こうしていたいけど…行かなきゃ…」 名残惜しそうに俺から出ていった繋に手を伸ばすとそっと手を引き抱き起こしてくれた 「始めは乱暴にしちゃってごめんね」 申し訳無さそうにしてもう一度俺にキスをくれた繋は俺を綺麗にするとまた出掛けていった それから少しして夫だけで帰宅した。 「ともくん今日のところは帰るって」 「そっか…今まで…何してたの?」 「…今後のことを一緒に考えてた…しばらく…会えないかもしれないけど…平気か?」 「…うん…悠衣を傷つけちゃったから…仕方ないよね…」 「連絡は毎日するって言ってたから安心しな。ごめんな。もっと気をつけてれば…」 「…お互い様だもん…大丈夫…大丈夫だよ」 夫にもともくんにも言えない秘密が増えてしまった。どこまで俺は罪を重ねていくのだろう… いつか…大きな罰を受けるのかもしれない…

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