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第27話

「ほら。行きなよ。んじゃ俺は寝るから。おやすみぃ」 「つぐ…」 繋の部屋の扉がゆっくりと閉まる。 「あ…」 目の前の扉に縋るように凭れる 「…つぐ…」 もう俺に飽きた?そうだよね?だって…実の親子だし…俺…おじさんだし…けど… 「うう…」 つぐに抱かれる妄想で既に立ち上がっていた己が萎んでいく 「つぐ…」 意を決して立ち上がり棚の奥にひっそりと仕舞ってあったカギをとり鍵穴に差し込んだ 難なく空いたノブに手をかける。閉まるドアに鍵をかけ振り返る。扉の奥には大きなベッド。そこにある膨らみ。 ゆっくりと服を脱ぎながら歩み寄って布団に手をかける。そこへ潜り込みお目当てのものを見つけ唇を寄せた。 「つぐの…」 履いていたスラックスのファスナーをあけ更に包まれていたものから取り出したつぐのものを口に含む。自分の後孔を解しながらつぐのそれを喰むだけで己ももう一度起き上がっていく 「…くっ…あっ…実の息子の寝込み襲うとか…ほんっと…仕方ないね。うちのママは」 「ウッ…おっき…」 大好きなつぐの男の象徴が更に硬度を増す 「つぐ…もうやだ?俺とこんなことするの?」 「…やなわけ無いでしょ?しーくんは大丈夫なの?体きついでしょ?若くないんだから…ねぇ。しーくん。このままでほんとうにいいの?俺は願ったり叶ったりだけど…しばらくともさんと会えてないでしょ?俺なんとかしようか?」 繋の言うことはわかる…けれど今は繋が欲しいって欲望しかなくて…それ以上聞きたくなくて口づけた。 つぐは困ったような顔をしながら俺を撫でると一気に俺が欲しい物を突き刺した 「くっ…んあっ!!」 「あーあ…俺が折角考える時間をあげようと思ったのに…ダメな大人だねぇ。そのつもりなら遠慮しないからね」 つぐの遠慮のない動きは俺を満たしていく。つぐとしてるときは自分が親じゃなく人でもなく飼われている家畜のように思えて何も考えなくて済むのだ。 もっともっと俺を叱って欲しい…罵って欲しい…縛り付けて欲しい…逃さないで欲しい そうして俺が気を失うまでいつも可愛がってくれる。 次に目覚めると夫と俺の寝室で寝かされてた。体も服もきれいになってる こんなことやめなきゃ…これ以上罪を重ねてはだめだ…けど誰にも捨てられたくなくて呆れられるのが嫌で…。夫は1ミリも思ってないだろう。子どもたちとそんなことになってるなんて… 「つぐ。ご飯できたよ」 部屋の鍵は開いてて覗き込むと机に向かう繋が何やら難しそうな顔をしてパソコンに向かっていた 「つぐ」 「ん?あぁ。ごめん。今行く」 昼食は一緒にとった。 「ねぇ。しーくん。俺さ」 「ん?」 「大学さじいちゃんのとこから行くことにする」 山深い場所にある俺の実家は近頃出来た今注目の大学から割と近いところにある 「あそこなら俺の学びたいことあるし。だからね俺家出るから」 「早くない?進路決めるの」 「遅いくらいだよ」 難関校ではあるがつぐなら難しくないのかもしれない。 入学してストレートで卒業できる人はほぼいない。下手すれば相当な期間通うことになるだろう。 「お金のことなら心配しないで。二人に迷惑を出来る限りかけないようにする」 「こっち…戻ってきたりすることある?」 「出来る限りはね。けど知ってるでしょ?あそこがそう簡単にいかないこと。だから…俺が今思うよりずっと帰れないかもしれない。連絡もできないかもしれない。けどこれだけは信じて。俺はしーくんや悠衣や親父のこと尊敬してるし愛してるんだ。だから…ちゃんと戻ってくるよ。必ずね」 「わかった…」 「もうすぐ…悠衣も出てくでしょ?悠衣がでてった一年はしーくんを独り占めさせて欲しい…だめかな?」 「それって…」 「俺だけに抱かれて?ともさんや…親父や悠衣とじゃなく…俺だけに…」 その問いかけに曖昧に頷き黙々と食べ勧めた

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