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第2話

僕はごく平凡な家庭に生まれた。 お母さんはとても優しくて、 1人息子の僕をとても大切に育ててくれた。 僕が小さい頃に病気で亡くなったお父さんの不在を感じさせないよう、いつもたくさんの愛情をくれた。 でも、僕は生まれた時から少しみんなと違っていた。 よく周囲から「お人形さんみたいに可愛いねぇ」「本当に男の子?お目目もくりくりで女の子みたいだね」と言われ続けてきた。 そんな僕を心配してお母さんはとても過保護だった。 どこへ行くにも付き添い、 学校の送り迎えも当たり前だった。 そして、僕が11歳の時、あの事件が起こった…

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