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第10話

僕は友達もおらず、完全に殻に閉じこもっていた。 唯一気を許せるのは、お母さんだけ。 そんな母は一人で僕を養いながら、 いつも僕の事を気にかけてくれる。 あの日以来、僕の送り迎えはどんなに忙しくても付き添ってくれている。 僕はいつかお母さんに恩返ししたい。 早く大人になりたいな…… この時、僕はまだ知らなかったんだ。 僕のせいでみんなの人生が滅茶苦茶になるなんて…

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