5 / 13

日常生活-4

「由貴ー!」 「純」 「よっどうだあのサイト」 翌朝。 純は昨日のマッチングアプリのことを聞いてきた。 「あー俺講義あるから昼に話すよ」 そう言って俺は急いだ。 「由貴くん」 「あっ橘先輩」 「おはよう」 この人は|橘颯太(たちばな そうた)。 俺と純のサークルの先輩。 俺とは昔からの知り合い。 俺の元カレの友達。 そんなのはどうでもいいけどな。 「相変わらず可愛いなぁ、由貴くんは」 「先輩!俺は男ですってば」 「ごめん。でも由貴くん可愛いから」 「もう、橘先輩は」 橘先輩はよく冗談で、俺に可愛いって言ってくる。 「今日はサークルの日だからね」 「じゃあまたあとで」 そう言って俺は講義へ急いだ。 そしてお昼。 「由貴!こっち」 俺はよく純と行くカフェで待ち合わせた。 「早かったな?」 「午前中は急に講義休みになったから」 「で今まで何してたんだよ?」 「レポートだよ」 「ふぅーん。でさ、今朝の話しだけどな」 「あぁ。で、どんなメールが来たんだ?」 俺は純に携帯を見せる。 「……なんつうか、下心丸出しだな?」 「だろ?でもさまともそうなヤツいたから、メール してみることにした」 俺がそう言うと、純は意外そうな顔してきた。 『返事ありがとう。 俺は都内の大学に通う大学生だよ。 よろしくね』 今朝返事を送った相手から返事が来ていた。 「由貴。お前が誰と何をしょうが勝手だが、変な病気だけは気をつけろよ」 純はそう言ってきた。 まるで俺がその男とヤるみたいな言い方してきた。

ともだちにシェアしよう!