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日常生活-7

学生会会長。 俺が1年生だった頃。 後任がいないから教授に押し付けられた。 学生会要は生徒会のようなもの。 俺の柄じゃないんだけどね。 俺をよく知る藤澤と陸には散々言われたし。 多少好き勝手やっても何も言われなかった。 この大学の学生会会長というポストは絶大。 下手したら教授たちでさえダメだと言えないこともある。 春先は行事がいっぱいあるせいか疲れる。 でも、今年は違う。 待ち望んたあの子が入学してきたから。 4年前に俺の友人と付き合っていたあの子。 その友人は筋肉の病気を患い死んだ。 ・ ・ ・ いや、違う。 死んだふりをしたんだ。 あの子のために。 死んだ時泣くことすら出来ないぐらい弱っていたあの子。 俺の腕の中で何とか泣けるぐらいだった。 "ほっとけない" そう思った。 だから。 あの子を俺はうちの大学に誘った。 『由貴くん久しぶり! 今年大学受験だよね? もし進路決まってないなら桜燐館学院大学においで。俺そこにいるから』 そうメールしたんだ。 恋愛感情抜きにして由貴くんの近くにいたかったし、居てほしかった。

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