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第7話 シャワ浣(?)

 サァァという聞き慣れた音とともに、心地よい温度のお湯が体に当てられる。 「あっ……やだっ……」 「いい具合に柔らかくなったね」  俺は広すぎる風呂場にある台の上で四つん這いの姿勢を取らされている。いつの間にか足もどこかに繋がれているようで膝を閉じることができず、与えられる刺激から逃げようとひたすら腰を前後に動かしていた。今、俺の体の中には恐らく男の指であろうものが入り込んでいて、何度も抜き挿しされている。 「もうっ……いやぁっ……いれないで……」  先程の行為を思い起こさせるような刺激に、俺の頭の中は羞恥心と屈辱で満たされていた。出し入れされる指とともにシャワーのお湯までもが体の中に入り込んでくる。 「あぁ、何て美しいんだろう、イツキの蕾は。穢れを知らない無垢な花弁よ……それに、こうしているとまるで甘い蜜が溢れ出て濡れているようだよ」  意味わかんないけど恥ずかしいし気持ち悪い! 「お願い……もうやめて……」 「おっと、確かにそうだな。僕としたことが、つい夢中になってしまったよ。いつまでもこうしているとふやけてしまうね」  初めてだ、願いを聞き入れてくれたのは。そう喜んだのも束の間、次の言葉は俺を再び恐怖のどん底へと落とし入れる。 「これから僕らは1つになるのに、その前に大切な部分を壊してはいけないからね」  その時、俺の脳裏に先程見た股間の膨らみが浮かぶ。待て待て待て。パンツの上からだったけど、あれ、とんでもなくでかかったような……。 「いっ……いやだっ……俺にはそんなの絶対無理っ……!」  尻が開放されたのをいいことに俺は全身全霊で拒絶を示す。でも、今の俺にできるのはガチャガチャと鎖を鳴らすことだけで。 「はは、初めは皆緊張するよ。大丈夫、僕がリードしてあげるから」  そう言いながら、男はスポンジを使ってボディソープを泡立て始めた。

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