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第17話 尿道責め
「ふっ……ぐっ……」
ピタリと金属が先端に触れる。まだそれだけなのに、緊張で固まった俺の体はビクビクと反応を示し、吐息を漏らしてしまう。男はそんな俺の反応を楽しむかのように嬉しそうに笑いながら、金属の棒を持っていない方の手でゆっくりとチンコを扱く。
やるならもう一思いにやってほしい。……いや、でも無理。絶対めちゃくちゃ痛いじゃん。あー、怖い。怖い怖い怖い。気持ち悪い。もう吐きそう。
ぎゅっと目を閉じてみても、やはり男の動きが気になって下半身の方を見てしまう。何度もそれを繰り返していると、1秒ごとに恐怖が増すようだった。
「物欲しそうな顔をしている。心は無垢のままでも、体はわかっているんだね」
男は相変わらずデタラメで意味不明なことを言っていて、それが無性に腹立たしかった。気持ちがぐちゃぐちゃになりそうで、俺は思わず声を上げる。
「うっ……うるさい。お前なんか、お前なんか何も怖くないからな。何のためにやってんだか知らねぇけど、俺は……俺は絶対にお前の思い通りになんかならないからなっ」
声が裏返り、言葉に詰まる。そんな俺の様子を男は余裕のある笑みで見つめていた。
「どうしたの、イツキ?急にお喋りできるようになったんだね。いいよ、話を聞いてあげようか」
「な、何が話を聞くだよ?人のこと縛り上げて、自分は余裕綽々って……情けねぇな。ま、まずはこれ解けよ」
「解いてどうするの?それは安全のために必要なんだよ」
「はぁ?!何が安全だよ。おっ、お前に、こうされてるのが一番危険なんだよ。こんなのがなければお前なんか……お前なんか、ボコボコにして、今すぐ家に帰れるってのに」
男はため息をつくと一度天井を仰ぎ、それから真っすぐ俺を見た。その目つきが余りにも冷たくてゾッとする。
「愚かで可哀そうなイツキ。僕の話を何も理解できていないのかな?君の家はここだし、それに……」
「なっ……」
つぷ……何かがチンコの先端を圧迫するような感覚があった。
「それにね、初めては痛いかも知れない。暴れたら危ないだろう?」
入ってくる……そう思うと急に心拍数が上がり、さっきよりも激しく奥歯が震えだす。
「いっ嫌だあぁっ……やだっやめてっお願いっ!!」
情けないとか格好悪いとかそんな考えも消え去り、俺は必死で身を捩った。しかし、男の膝でがっちりと腰を押さえつけられているらしく、びくともしなかった。
「ほら、言った通りだろう?大人しくしなさい。大丈夫、媚薬も効いてるしすぐに快感が上回るよ」
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