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第18話 尿道責め
激痛、とまではいかないが、狭いところを抉じ開けられる不快感と、くっついているものを無理やり引き剥がされるような、じわじわとどこまでも続くようなむず痒さがあった。
「あっ……あああっ……」
確実に入ってきている。小便するときとも射精するときとも明らかに違う感覚だった。さっき見せられた金属の棒がチンコに……そう思うだけで頭がおかしくなりそうだった。
「いい子だね、イツキ。どうかな?少しは気持ちいいかな?」
ポコポコとビーズ状になっていたせいだろうか、なんとなく、感覚的に、それがどこまで入っているのかわかるような気がしていて、それが尚更怖かった。もう奥まで届いて限界なんじゃないか……そう思うのに、男の手の動きは止まることなく、今まで液体しか通したことのないはずの俺の中を押し広げていく。
「あっあぁっ、いやだっ、痛いっ痛いぃっ」
大袈裟にわめいても無駄なことはわかっている。だけど体の奥から湧き上がるような、本能的な恐怖心を少しでも和らげるためには声を上げるしかなかった。
「あと少しだよ。ちゃんと長さを測って作らせてあるから」
「くぅっ……あっ、やだっなにッ」
チンコを少し下に押し下げられたと思ったら、ぐりっと奥に入り込んでくる感覚と、尿意にも似た寒気が体を駆け抜けた。
「ほら、全部入ったよ」
「ヒッ……あ゛っ……あ……」
思わず首を折り曲げて自分の下半身を見てしまう。勃起したチンコは僅かに顔の方を向いていて、男の手は離れているのに時々ゆらゆらと揺れている。その度に銀色のリングが光を反射しチラチラと存在を主張する。
「ああ……何で……嫌だ、こんなの……」
男の指が根本から先端へとゆっくりチンコを撫でる。その僅かな刺激さえも、表面から奥の方まで響くような感じで伝わっていき、反応を示した尿道がぎゅっと引き締まる。
「うぁっ……」
「綺麗だよ、イツキ。とてもよく似合っている」
心底うっとりとした声色に吐き気を覚える。
「ぬ、抜いて……お願いだから……怖くて……」
上体を倒した男の顔がぐっと近付いてきて、口角がすっと持ちあがった。
「そんな風に思ってしまうのは、君がまだこの快楽を知らないからだよ。さあ、存分に味わいなさい」
「ああ゛ッ」
体の奥に鈍い痛みが走り、くぐもった声が口から漏れた。
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