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第19話 尿道責め
「はっ……あっ……あ゛……」
もう嫌だ。何もかも嫌だ。怖い。苦しい。やめてほしい。今すぐそれをやめてくれ。
「そうだよ、イツキ。いい声が出せるようになってきたね」
男の手の動きに合わせてビクンビクンと心臓が跳ね上がる。
「やめっ……やめ、やめてっ……やめてくださっあっ……」
じゅくじゅくという音が聞こえる。ゴリゴリと体の中を擦られる感覚が腹の奥に響き、勝手に腰が動いてしまう。
止まらない小便をしてるみたいだった。いつまでもスッキリしなくて、もっと、もっとと体が疼く。
「もう、もうやだ……やめて、それ……あ゛っ」
一番奥の方を擦られると、くぐもった変な声が喉の奥から押し出される。
「どうしてやめてほしいの?気持ちいいだろう?きちんと感じることを言ってごらん」
「や゛っ、あっ……よくない、気持ぢ、よぐなんッて……あ゛ぁっ、だめっ」
棒の出し入れが激しくなる。チンコ……というより、その奥の方への刺激に意識が集中してしまい、口もまともに閉じられずに唾液が溢れる。
「あ゛ぁっやだっ……あっあっ……や゛っ……」
「ほら、イツキ、正直になりなさい」
ダメ。もうダメ。それされると、もう。嫌だ。感じたくない。気持ち悪い。気持ちいい。続けて。お願い。嫌だ。頭がおかしくなる。
「あっああ゛ッ……ヤダっ……やめでっ気持ちいいっ……気持ちいいからあぁっ……」
自分の物とは思えない叫び声のようなものが部屋に響く。
「よく言えたね。心を開いてくれて嬉しいよ。……僕はこういう瞬間がとても好きだ」
男は手を止めて俺の顔をじっと見つめて、まるで子供の成長を見守る親のように穏やかに笑った。
「いやっ……あ……抜いて……もう……」
腹の奥の方が勝手に収縮し、嫌でもチンコに刺さった棒の存在を感じてしまう。
「抜いたらどうなるか、愚かな君でもわかるだろう。僕だって君に無理はさせたくないんだ」
そう言うと男はようやく棒から手を離した。動かされないだけマシだが、抜いてくれなければまるでチンコを人質に取られているかのような恐怖が俺を支配する。
男は俺の足元に移動し、右足首を固定しているベルトを外した。自由になった脚でその顔を蹴り飛ばしてやろうと思ったが、わずかでも下半身に力を入れると突き刺さった棒が狭い穴の中で暴れ出すような気がして何もできなかった。
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