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またキスをされた。
それを意識しただけで亮介の顔は一気に熱くなってきた。
嫌悪感は全くない。むしろ、興奮させるような全く別の感情が湧き上がっていた。
「これって……好きってことか……?」
誰に問うでもない言葉が思わず出ていた。
好き。
その二文字の言葉が、亮介をさらに熱くさせた。
友達として、もちろん好きとは言える。だが、今出てきた好きはその意味ではない。
恋愛として。
そんな風に寛希を見ていたことは一切なかったが、もう友達として見ることはできなかった。
きっと恐らく、寛希も同じことを考えているに違いない。
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