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「んっ!」
思わぬ動きに驚き、これまでにない快楽に包まれて流されていく。亮介も寛希を求める。
くちゅくちゅと小さく音が漏れ、徐々に快感が増していく。亮介のペニスは、ドクドクと波打っていた。
「んぅ!!」
顔も下肢も寛希にがっちりと掴まれていて逃げられない。ただただ的確に与えられる激しい快感を得るしかなかった。
「んっ、んっ……はあっ。で、でそうっ!!」
「いいよ。イっちゃって……」
「あっ、あぁっ!」
限界を迎えた亮介のペニスから、勢いよく白濁が飛び出していった。寛希の右手を白く染めても、まだ溢れている。
「……ごめ、ん」
「ううん。俺がやりたかったから」
「でも、寛希が……」
「……ねぇ」
優しい笑みの中に孕んだ熱は、真剣に亮介に向けられていた。
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