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「亮介と、セックスしたい。今すぐ挿れたい」
「えっと……えっ!?」
「ここに、挿れたい……」
そう言いながら、寛希の左手は亮介の臀部に触れていた。布越しから秘部をまさぐる。
「あっ……ちょっ……」
「優しくするから。ねぇ……」
性的な意味で寛希に肌を晒すことに、亮介は羞恥心が募っていた。
耳まで真っ赤になっているだろう顔を見られていることですら、逃げ出したくてしょうがない。
「亮介……嫌?」
「い、や……じゃない、けど……その……恥ずかしい」
「ふっ……ふふっ、あははっ!」
「わ、笑うなよ!」
「ごめんごめん。今までだって合宿で一緒のことだってあったのに、今さら……ふふっ」
「い、一緒にすんな!」
ようやく本心を曝け出せたのに、寛希の笑いで一瞬のうちに全てが消えてしまった。
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