30 / 40

30

 気持ちよさは十分あるが、ペニスを直接刺激するほどではない。そのもどかしさのせいで、身体中痒いような気がしてきた。 「ひ、ろき……あっ、あぁ」 「……あっ、亮介!」  突然寛希は声を荒げた。  亮介の両手は寛希の硬くなったペニスを掴んでおり、今度こそ寛希を達させたいという勢いすらあった。 「いいよ、寛希。続けてよ」 「亮介ぇ……そんなに挿れてほしいの?」 「嫌、なんて、一言も言ってないしな」 「……いいよ。じゃ、ズボン脱いで」  言われた通りに亮介は脱ぎ、一人全裸になる。自ら行ったとはいえ、再び羞恥心が湧き上がってきた。  すると、寛希は亮介を抱き締めるように上体を密着させてきた。 「ちょっ……あぁっ!!」  何事かと思っていたら、寛希の指は亮介の秘部に触れていた。亮介の精液をぬめりに、閉ざされた孔を解していく。

ともだちにシェアしよう!