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「あっ、あぁぁ……」
「ちゃんと、解さないと……。亮介にはあんまり痛くなってほしくないから」
「なっ、あっ……そうじゃ、なくて、変な……感じが!」
「出すだけのところだからね。んー……やっぱりこれだけじゃ足りないなぁ」
そう言うと、寛希は亮介から離れて背面へと移動した。そしてすぐにしゃがみ込んだ。
何事かと亮介が振り向くと、寛希の顔が亮介の臀部に近付けられていた。
「亮介……棚にでも手を置いてて」
「えっ、ちょっ、あっ……はぁっ、んぁ……」
寛希の舌が直接孔を舐める。生温かい蠢きが、脚を震わせてきた。
言われた通りに手近の棚に手を伸ばし、なんとか身体を支える。寛希のために、と無意識のうちに尻を突き出す格好となる。
「んっ、はぁっ、あっ、あぁっ」
ぐっしょりと濡らされたそこに、再び指の感触があった。ぐいぐいと孔へと侵入しようとしている。
「力、抜いてみて、亮介」
「はぁ、はぁっ……こう……あぁっ!」
全身脱力させたと同時に、寛希の指が挿れられた。
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