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こころ

公休日を挟んだ翌日、未羽は佐渡とともに行動し、処置1で話していた 「今日はよろしくお願いします。佐渡先生。そういえば処置2だけベッドなんですね」 「ああ。基本マット部屋だがあそこだけベッドなんだ。たまに模様替えするが医者の好みによるな。2のベッドは紫藤が注射しやすいようになってる」 「こころは勃起不全なんですよね?心因性?」 「ああおそらく…構造上はとくに問題は無いと思うが…勃起しても持続しなかったり、そもそも勃たなかったり…いろいろだな。今は両面から調べてる最中だ」 「ん〜…むずかしいですね」 コンコン 扉のノックとともに処置1へこころが入室した 「いらっしゃい。今日は新人が一緒だから緊張するだろうけど頑張ろうな」 「あ…はい。お願いします。未羽さん」 こころは衣服を脱ぎバスローブに着替えてちょこんとソファの真ん中に座った 「んじゃ…いつも通りまずはエッチなDVD見るか?」 こころを挟んで3人並んで座りテレビに向かい映像が流れはじめるとおずおずとこころは画面に目を向けた 「う…うん」 「それなら…楽、勝…だよ。え?」 未羽の目に映ったのは男同士の映像で思わず立ちあがる 「な、なーんで!」 「最初は普通に男女ものを見ていたんだが…この系統がいちばん反応が良くてな。まずはこの線でいっているが…」 「いや…だって跡継ぎなんじゃ…」 「とりあえず勃ちゃなんとかなる。座れ」 「あ…はい」 「どうだ?こころ」 「ん〜?全然」 「コックリングまた試すか?」 「地味に苦しいんで…またでいいです」 「じゃあおしりな」 佐渡が転がるよう指で指示すると、こころは素直に立ちあがり床に敷いてあるマットに横向き転がった 「アナルプラグは挿れてきたか?」 「はい…一応。とっていいですか?痛いんで…」 「いや…まだ挿れとけ」 「早くとりたい…」 「プラグって…見ていい?」 「うん…」 未羽はそっとローブをまくり上げこころのしりを見た 境目に生えている小さな栓に未羽は頬を染める 「あ…なんかごめん」 「大丈夫」 「なんだ?未羽はじめて見るか」 「うん…」 「佐久間はおもちゃはあまり使わなかったか?」 「ないと思う」 「ならこういう道具があるから覚えておけ。こころやっぱりこっちじゃなく診察台行くぞ」 「あの椅子やだ」 「しのごの言うな」 「分かった…」 こころはしぶしぶ部屋の隅の小さなブースカーテンを開けた。 そこに鎮座しているのは産婦人科でみるアレ

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