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かおる 観察室へ 2
処置1からちょうど出たところで病棟内散歩をしていたおとに出くわし、ただならぬ光景におとは震えながらかおるのそばに近づいた
「かおるくん?かおるくんだよね?大丈夫?もしかして痛いことされたの?お目目が真っ赤だよ?」
「ああそうだよ。この悪魔たちにいじめられてきた。こわーいよ、こいつら」
「かおる!おとの不安をあおるな。治療しただけだろうが」
「そっか!治療してたんだね!ねぇ先生?かおるくんどこ連れてくの?」
「病室にひとりでいさせるのが心配だからステーション横で見守るだけだからおとは心配しなくて大丈夫。また回復したら遊んでもらいな」
佐久間は笑顔でおとの頭を撫でてやった
「そっか。かおるくん早くよくなってね」
「おぅよ」
おとは手を振りかおるたちを見送った
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ステーションに入ると準備万端の千歌が出迎えた
「いらっしゃい。あれ?あっちで静脈ルートとらなかったんですね?」
「そ。頼めれるか?」
「はい。じゃあ後でとっちゃいます。たぶんそのまま夜に引き継ぐと涼木さんブツブツ怒るんで」
「間違いない。想像つくな?んじゃ頼んだ。みぃ、医局帰るよ」
「はい。千歌またね」
「お疲れさまです」
観察室へ入ったかおるは千歌に頭を撫でられていた
「よく頑張りました。かおるくん」
「約束」
「はいはい」
千歌はかおるに顔を近づきそっと触れるだけのキスをかおるの唇にした。
「はい、ご褒美」
「…っ」
「ふふ。これでまた頑張れるかな?」
「うん。千歌ちゃん、好きだよ」
「ありがとう」
千歌は再度、顔を近づけかおるの額にキスをし
「疲れたでしょ?少し寝ていいよ」
「俺本気なんだけどな?まあいいや。うん。ちょっと寝るわ」
かおるは目を閉じすぐに眠りについていった
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