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佐渡×紫藤の記念日2

2人は佐渡が買ってきた分のケーキを食べ、コーヒーを飲んだ 「さすがに二つは入らないですね。昼を食べてないから無理すればいけそうですけど…」 「やめとけ。今から腹ん中突くんだから吐くぞ」 「じゃあ、捨てろと?食べ物を粗末にはできません」 「大丈夫だ。ちゃんと使う」 「使う?」 「ああ。何も上から食べる必要はないだろう?」 「なっ!」 「たくさん舐めてやるから」 佐渡はいじわるく笑い立ち上がると、ケーキの箱を持って寝室へと向かった 「まだバラを花瓶に入れていませんが?」 「後でいい。早く来ないとお預けさせるぞ?」 「普通そこは酷くするぞ?では?」 「縁ぃ?おまえにそれはご褒美になっちゃうだろう?違うか?」 「違う…いや、違わないですね」 「ほら早く。3、2…いー」 「ま…待って。行きます。行きますからっ」 紫藤は慌てて寝室へと佐渡を追いかけた。 「それでいい」 追いついた紫藤を抱きとめると佐渡は紫藤のくびれた腰に両手を回し、顔を傾けて乱暴な口づけをした。 「…っん…」 それだけで紫藤は胸が熱くなり、硬くなった股間を佐渡に押しつけた。 「当たってるの何だ?」 「分かってるくせに…あなたのはまだですか?」 「欲しけりゃまず誘いながら脱いで俺のを舐めて勃たせてみろ」 佐渡はドサっと音を立ててベッドの端に大股を広げて座った。 「…っ。いじわるですね…」 「今更だろう?そういうのが好きなくせに。恥じらうな。見せろ」 「分かりました」 紫藤は大きく息を吸いゆっくり吐くと上の服から順に脱いでいった。

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