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佐渡回顧録 〝由宇 37歳編〝

「何を考えているんです?」 紫藤は佐渡を舐めながら上目遣いで尋ねた。 「いや…縁がうちに入局した日のこと考えてた。あん時は驚いたし嬉しかったなぁって」 「あ〜…あの時のあなたは完全に変質者でしたよ」 「変質者って…」 佐渡は紫藤の両脇に手を入れ立たせると目の前にあらわになった紫藤の勃ちあがった陰茎に手で触れた 「…ん……っ。私はあなたを知らないのにあなたは数年前から知ってたなんて聞いたら変質者と思われても仕方ないのでは?」 「たしかに。でも昔の話だ。今は好き合ってるんだからいいだろう?」 「はい。それもそうですね。ねぇ、琢磨さん?おしゃべりはもういいから早く欲しい。琢磨さん…あなたをください」 「分かった。上手におねだりできたな?縁。ベッドに横になれ」 「はい」 紫藤はベッドにのぼり仰向けで横たわり両足を立て、佐渡はその間に衣服をすべて脱ぎさった 「まったく衰えないですね?その体」 佐渡のたくましくて若々しい体つきに紫藤はほれぼれし、少し照れて視線をそらし 「それは縁もだろ?昔から変わらない。ほぼ毎日良質な運動してるからだろう?坊やたちにも教えたいくらいだ。俺たちの若さを」 「私はまわりに私とあなたの関係を言いたくないんですけど?」 「考えとくんじゃなかったのか?」 「しつこい」 そっぽを向く紫藤に覆いかぶさり佐渡は紫藤を見下ろした 「そういうとこも変わらないな、縁」 「話はもういいんですが?お預けなさるつもりで?」 「すまない、分かった。お詫びだ」 紫藤の両足を抱え、おしりを上へと持ち上げて紫藤の体を半分に折りたたむと剥き出しになった後孔に佐渡は舌を這わせた。 佐渡に舐められると、紫藤は舌の独特な感触に身震いし 「…んぁ……っそんなことはしなくていいです…っ。早く挿れて」 「待て。これ以上傷つけなくない。それに詫びのつもりだから丁寧にやりたい」 「…あ…うぅ…いや」 「綺麗だ…縁」 「そんなところに…綺麗とか」 「綺麗だよ、おまえはどこもかしこも…20年前から自然と目で追ってる。気になって仕方なかった」 「私は…知らない…。あぁ…入局した日ですら15年も経つから…ん。よく覚えていないのに…っあん…そんなとこに舌を挿れないでぇ…っ」 「…ん…っ」 舌で孔をつつきながら善がる紫藤を佐渡は幸せそうに眺め、はじめて紫藤を院内で見た日を思い出した

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