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みんなとお風呂

夕飯の後、未羽はドレナージ中で部屋にいるかおるを除き病棟のみんなをお風呂に誘った「え?みぃちゃんとお風呂っ?一緒に入ってくれるんだっ。やった」 おとが嬉しさに椅子から降り飛び跳ねると、ようやく部屋から出てこれたれいがたしなめた。 「あ、こら!危ないよ。えと…おとくんだっけ?いくら嬉しくてもぴょんぴょんしちゃだめっケガするよ」 「れいくんお母さんみたいー。おとで合ってるよ」 「ははっお母さんだって!言われてやんの」 「ゆき、れいくんからかったら可哀想…まだ来たばかりなんだから」 「こころはやっぱり優しいね!れい、ごめんね?」 「大丈夫!よく言われるからさ」 みんなの会話を未羽は微笑ましく眺め 「みんな仲良しだね!じゃ、行こっか?」 「はーい」 ・ ・ 風呂場へとつくとおとがすぐさま脱いで浴場へと向かった 「あっちょ!おとくん危ないよ」 「さっき言ったばっかじゃん!滑ったらどうすんの!」 慌てる未羽とれいに反して、いつものことなのかゆきとこころは動じずマイペースに服を脱ぎ未羽に話しかけた。 「しかし、未羽先生は別に入るのかと思ってた。ね?こころ」 「うん。先生はなんか…そういうの苦手かと思った」 「みんなが良ければ…だよ?恥ずかしいでしょ?」 「ん〜…散々身体いじられてるからなんとも…」 「そっか。それもそうだよね」 「それより、先生のが恥ずかしいんじゃないの?」 「そうだね。普段銭湯とかもいかないし今回ずっとシャワールームで済ませてたから前回入院以来だよ」 未羽は照れて股間をタオルで隠しながら病衣を剥いだ 「えー前隠してる。見せてよ」 「で…でも」 「オレらの見といてずるいじゃん。ねっ!こころ」 「そう思う」 「うー…分かった」 未羽はためらいながらタオルを取り前を晒した

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