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おとと相馬先生の気持ちいい練習

昼下がりの午後、あたたかな日差しが気持ちのいい時間帯におとは相馬に呼び出され処置3へと向かっていた。 「あー…いやだな。行きたくない」 進まぬ足を無理矢理動かしておとは処置3の扉の前に立ちノックをし 「相馬せーんせ!来たよっ」 明るい声をわざと出して到着を知らせた。 すると扉が開き 「おと、いらっしゃい。ちゃんと来れてえらかったな」 「うん。おとなですから!」 出迎えてくれた相馬に胸を張って答えた 「じゃあ、そんなおとななおとくん?気持ちいいことの練習をしよう」 ウィーンと言うモーター音がし、電気錠が閉まった。 その音が聞こえるとおとは急に怖くなり足を震わせた 「…ぁ…うぅ…先生ぇ、おしっこ」 「んー…治療の前に行ってこなかった子はおとななのかな?」 「だ、だって…」 相馬はおとに近づき手の平をおとの下腹にあてた。 「うん…ちょこーっとだけ、溜まってるかな?おしっこ」 「嘘じゃないもん」 「大丈夫。嘘とは思ってないから。ただ…。いまお部屋から出しちゃうと今日はもう戻ってこないよね?」 「も…戻るし」 おとは目を泳がせ上下に分かれたタイプの病衣の上の服の裾を握った。 「それは嘘つきの子の反応だ」 「ごめんなさい」 「尿器に出す?それとも管で出す?どっちか選ばせてあげる」 「そんな二択やだよ〜」 「じゃあ先生が選ぶ。管を使ってみよう」 「やだぁっっ!なんか分かんないけど、絶対痛いやつ」 「大丈夫大丈夫。ちょっとチカってするだけだから。すっきり気持ちいいだよ?」 「チカって何?チカって」 「とりあえずおズボンとパンツ脱いでマットにゴロンできる?」 「できない」 「即答だね?」 「どうしたら許してくれる?ごめんなさい」 「なんでごめんなさいなの?意味もなく謝ったなら無意味だよ?」 「治療やる気なくてごめんなさい。先生治してくれようとしてるのにごめんなさいっ」 おとは下を向いてぼろぼろと泣きだし、肩を揺らした それを見て相馬はおとに見えないようにニヤリと笑い、右手を伸ばしておとの頭を撫でた 「まだおしっこは出るほど溜まってないお腹だったからやらないよ。先生がちょっといじわるしただけ」 「いじわる?」 「そ。気持ちいいだけがいいよね?おと」 「うん。痛いことしない?」 「うん、しない。気持ちいいことだけにしよう?おとはおとなだからどうしたらいいか分かるよね?」 「分かった」 相馬はわざといじわるをしておとがマットに素直に横になるように仕向け、まんまとおとは横になった。

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