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サービス夜勤2
「お…ようやく寝たな。帰るか…」
スースーと寝息を立て始めたのを見て涼木はトントンをやめ、ベッドから抜け出そうと足をおろそうとした。
しかし
あ?うたのやつ…
服の裾掴んで寝てやがる。しかも、すごい握りこんでる。
「抜けれないし…」
無理に離そうとするとうたの眉が動く
(あぶね…起こしちまう…)
成すすべなく、しばらく天井を眺めていると…確かにさみしいかもしんない。
夜勤の時に無意味にナースコール鳴らしやがって!なんて思ってたけどなんとなく押す気持ちが分かった気がする
もうちょいあいつらに優しくしようかな
しかし困った…
でもかわいい
さらにしばらくすると扉がそーっと開いた。
「ん?あ…おまえ何してるんや?」
「寝かしつけ?」
「さすがに添い寝しぃとは言わんかったやろ?小児科やあらへんのに。まあええわ。寝かせてくれておおきに。そのまま寝ていき」
「え?」
「え?やないで。起きたらおまえおらんよって泣かれたらまた悲惨やん」
「ややっ先輩の夜勤のたんびには無理ですよ?」
「ええやろ?家で寝るかここで寝るかの違いやで?」
「そういう問題じゃ…」
「そういう看護も俺はありやと思うねん。じゃ、俺は戻るわ。おやすみぃ」
勝手な先輩もつと大変だなぁ
まあいいや。明日で…
今日は疲れた
寝よ
涼木は面倒なことは明日考えることにし眠りについた
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