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涼木の提案
「言わない。約束する」
「本当?」
下半身剥き出しのままペタンとソファベッドに座り千歌は真剣な眼差しで涼木を見た。
「うん。未羽には言わない。けど、とりあえず相馬先生に相談する?」
涼木は冷蔵庫からお茶のペットボトルを出し千歌に差し出しソファベッドに腰を下ろした。
「ありがとう。なんで相馬先生?」
ズボンとパンツを履いて差し出されたペットボトルのお茶を飲むと千歌はふぅと息を吐いた
「落ち着いたか?あの人、精神科医じゃん?聞くプロだから」
「うん。でも…」
「うじうじすんなって。な?見ててこっちまで切ないよ。実際問題いま突然異動は無理だって。ついこの間人事異動したばっかだから早くても半年後だと思う。欲求不満なら俺でも解消してあげられる。ここはエッチのプロがたくさんいるから甘えな?恋すんのは悪いことじゃない」
「でも気まずい」
「じゃあ玉砕覚悟で未羽に告りな。かわいい後輩だ。例え散っても骨は拾ってやる」
「まだ無理…」
「そ?サクっと告っちゃえばモヤモヤが消えてスカっとすると思うけどな?俺はおまえが心配だよ?」
「ありがとうございます。いつかは言うけど…そしたら話をまた聞いてください」
「で?おまえ普段は、どうしてるの?俺としては勃たなくて泣いてた千歌が勃ってイクようになったんだちょっと心配。性欲持て余してない?未羽を襲うなよ?」
涼木はいじわるな笑みを浮かべて千歌の反応を見
「な、なんで…っその…あの襲うなんて」
うろたえる千歌をさらにいじるようにクスクスと笑いながら
「いや…夜勤の時に未羽を襲うんじゃないかと…採血しにいって勃起するくらいだし?」
トントンと千歌の額を人差し指で小突いた。
「そ…それは…」
「適度に抜きな?」
「う〜…勃っても射精までいかないんだもん」
「溜まる一方じゃねーか」
「そういう先輩はどうしてるんですか?」
「俺は…そういうお友達が2、3人いるから。詳細は秘密」
「なっエッチ!!そんなことできたら悩んでませんっ」
「じゃあやっぱり俺が一肌脱いでやる。いつでも抱いてやるから来な」
「明けで頭おかしいんですか?」
「疲れマラってやつ?明けは性欲強いんだ俺。まあ今のは半分冗談だけど考えておきな?堅く考えるな。スポーツみたいなもんだと思えばいい」
「無理だし…」
千歌の頭を撫で涼木は立ち上がり
「朝食の観察行ってくる。おまえは時間までゆっくりしてな。おつかれさん」
業務へと戻っていった
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