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由宇 プラグ

――消灯後、雫が由宇の保護されている観察室へとローション片手に来た 「由宇くんもう寝てるかな?」 「牟呂…さん?う…そのボトル」 「ローション付け足して挿れなおすね?あと3時間なんだけどそろそろ乾いちゃうから」 「やったことにしない?」 「それはできないな…ごめん。んと、横向きになってもらおうかな?ちょっと丸くなってお尻こっちに」 雫は体勢を整えさせ、由宇の尻から飛びでているプラグのストッパー部分に手をかけた 「息って吐ける?吐くと筋肉緩むから抜くとき楽だよ」 「ん…っ、ぃあ…」 取り出したプラグをいったんベッドに置き、雫は人差し指をローションで濡らし由宇のナカへ挿れた 「やぁっっ」 「痛い?」 「痛…くはない…びっくりした」 「うん。プラグで少し解れてるね。いい感じ。じゃあ再挿入するね」 由宇の尻から指を抜き、プラグにたっぷりとローションを垂らし、左手で由宇の尻の孔を拡げるとプラグを雫は挿れた。 「あぅっ…やっぱりそれは痛い…」 「25mm径だからね、指2本より少し大きいから痛いよね」 「こんなの意味ある?」 「あるよ。検査も治療も楽になるからね」 「寝れない…」 「お薬飲む?」 「牟呂さんが寝かしつけてよ」 「え?」 「え?ダメ?」 うるうると目を潤ませ、由宇は牟呂を見上げた たぶん1人でも寝れるけど…なんか寂しいし、ここいると甘えれそうだから 甘えちゃえ… 「お願い」 「そんな子猫のような目で見られても…」 「じゃあ5分だけ」 「負けたよ。今日は引っ掻いてこずに頑張ってくれたから付いていてあげる」 牟呂は由宇に布団をかけ直し 「ちょっと座るよ?ほらトントンしてあげるからおやすみ?」 「うん…」 牟呂は5分とは言わず由宇が寝るまでの30分近く側に付き添い、澄んだ綺麗な歌声で子守唄を口ずさんだ。

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