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真白 マルク2

祖父江は真白が気づいていないうちにメスを取り切れこみを数ミリ真白の腰につけると、針を刺し体重を乗せ針を回しいれていった 「ひぃっ…っ」 「痛い?」 真尾が心配して真白に尋ねると首を傾げ 「ゴリゴリって…怖いよ〜」 周防は衝撃に備えて、押さえる手に力をこめ 「まーちゃん、ええ?先月やったみたいに1、2、3の3で息止めるんやで?」 「よし行くぞ。1、2、3」 「あーっっ!!」 「あかんっ。そないに暴れたら不潔になる」 周防は慌てて真白の足に乗り膝裏を押さえつけた 「痛ーいぃ」 真白の声は検査室に響いた 「やめて…っやめてー」 「もうちょいやから堪忍っ。辛抱してや」 「よし…。針抜くよ。ガーゼを」 「はい」 針を抜き膿盆に乗せると、祖父江は消毒をし、刺入部の止血をはじめた。 「前回よりは暴れなかった…かな?鎮静効果は多少あったようだ。気分悪くないか?真白」 「いたい…」 「んー?もう終わったんだが?」 「痛いもん」 「そうかそうか。よく頑張ったな」 止血を確認すると真白を仰向けに寝かせ 「1時間観察してバイタルOKなら部屋に返していい。みんなおつかれ。真白偉かった。それにカッコよかったよ。瀬谷先生にもアピールしといてやるな。また昼1で診にくるから」 「おつかれさまでした」 祖父江が消えると真白は本格的に泣きだした 「えーん…っ。ふ…ふぇ…」 「痛かった?頑張ったね、ねぇ周防?」 「うん。先生が言うようにほんまかっこよかったで?」 「違う。違うの。かっこよくない。おしっこ…ちょびっとだけどもっちゃった…ひく…っふぇ。恥ずかしいよ」 「ありゃ…大丈夫大丈夫やで?防水敷いてあるからな?」 「うん。いま安静中だから後でお着替えしようか?」 「うん」 「ほんなら俺は先にステーション戻ってます。あと、お願いしてもええです?」 「はいね。臣くんと由宇くんのお世話の方、よろしくね」 1時間が経ち、、 「うん、いいね」 真尾は真白を着替えさせ 「帰ろうか?抱っこする?」 真尾が手を広げると 「うん」 真白は両手をあげた 真尾は真白を横に抱き抱えると、その軽さに驚き 「軽っ…身長いくつで何キロだっけ?」 「146cm35kgだったと思う」 「小さいなぁ。可愛いけど中1でそれは心配だね?」 「でも、抱っこしてもらいたい放題だからいい。それよりパンツ無いからスースーする」 「それは後でお部屋で履こうか?」 「おしり触る?」 「今日は骨髄とってるし、そっちの練習は絶対しないしできないよ?それとも触ってほしかったかな?」 「違うもん」 「あれ?そうなの?まーちゃんはおしり触るの好きだった気がする。ご褒美に気持ちよくしてあげようと思ったのに」 「師長さんのいじわるぅ」 真白は甘えて真尾の肩に顔をうずめた 「よしよし、いい子いい子」 「うー…なんか…お眠…」 「いいよ。寝て?鎮静かかってるから眠気が出るんだよ」 「ん…」 「ふふ。本当いい子で頑張ったね」 優しい表情を浮かべながら真尾は真白を抱き少年棟へと戻った

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