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真白 祖父江に甘える
「まーしろ」
祖父江は約束通りの昼1で真白の部屋に診にきた。
「体どう?」
「うー…まーちゃん…まだお眠でごめんなさい。お昼寝したい」
「疲れたよな?泣いたし薬も入ってるしな」
祖父江は真白の額に手を置き、撫で
「頑張ったいい子には今度、気持ちいいことの練習しようと思うけどどうだ?」
「今がいい」
「今!?あ、いやー今はごめんな?出血するし、傷が塞がってからじゃないと」
「なーんだ。つまんない」
「じゃあ、新しい道具を取り寄せといてやる」
「新しいの?どんなの?気持ちいい?」
「そりゃ、そういう道具だから気持ちいいと思うぞ。他の子は嫌がる子ばっかりだから、真白に感想聞かせてもらえると嬉しいが頼めるか?」
「うんっ。頼まれた!」
「お、真白、怖いことが終わってすっかりごきげんだな?声に覇気を感じる」
「ねぇ!先生おみくんが、終わったら先生に甘え放題できるって!」
「臣のやつ…余計なことを…。真白も真白でそういうのはすぐ学習するのな?」
祖父江は大型犬にするように真白の両耳を挟みわしゃわしゃと真白を触った。
「きゃー」
「まあとりあえずは元気そうだな?背中見せてみ?」
「?」
コロンと横に真白が転がると、祖父江は背中のガーゼを見
「うん。そこまで血も染みでてきてないな。よかった。貧血なのに血が止まらないと厄介だからちょっと心配してた。明日看護師さんに消毒してもらって絆創膏貼ってもらいな」
「分かった。先生、もう行っちゃう?」
「そうだな。臣の具合も診たいから一旦行かせてもらう」
「おみくんよくないの?」
「大丈夫。さあ、真白は昼寝するんだろ?俺の分まで寝ておいて」
「どうやって。変なの」
真白はごきげんなまま祖父江を送りだした
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