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真白 面談

「ん?…えーと、なんできみがいる?」 祖父江は目を点にし、由宇を見た 祖父江の反応に看護師はたじろぎ 「やっぱり同席まずいですよね?真白の希望で付き添いしてくれているんですけど…」 「んー…まあ今日は軽く説明するだけだから、多目にみるが次回は親御さんもお呼びするから次回は控えてくれるか?由宇」 「いいんです?良かったね、2人とも」 「え…あ、うん。親って…まーちゃん、そんなに悪いの?入退院繰り返しているっていうし、この間骨髄検査したんだろ?まさか白血病!?」 「由宇…飛躍しすぎだ」 「だって」 「しかしよく知ってるな…」 「暇だから本いろいろ読んだし」 「なるほど。白血病ではないから安心しろ。ただ…」 「ただ?」 「あんまり結果がよろしくなくてな…追加の検査をしたい」 祖父江は引き出しから紙と鉛筆を出し 「前にやったのは骨髄に針を刺して注射器で髄液を吸引したわけだけど…」 図に書いて説明し、真白の前に紙を置いた 「今回は少し太めの針を中まで入れて中身をくり出す検査だ。例えるなら…そうだな、こんにゃくにストローを刺すとストローの中にこんにゃくが入るだろ?そういう検査だ」 聞いただけで痛そうなんだけど… 「もちろん局所麻酔は使う」 バンっっ 真白は机を叩き、紙をビリっと半分にやぶりそのまま逃走した。 「真白っっ」 「まーちゃんっ!待って」 すぐさま看護師が追いかけ、由宇は祖父江と2人きりになった。 「はぁ。やれやれだ…」 祖父江は両足を伸ばし、天を仰ぎ見 「やらんでいいなら俺もやりたくないよ」 つぶやいた。 「げ」 由宇は祖父江と2人きりなのに気がつき、顔をしかめた 「げ。ってなんだよ?由宇」 「いや…だって先生と2人とか…」 「今は不穏になってくれるなよ?多少、凹んでんだから」 「え?」 「え…おまえな。俺を血も涙もない鬼か悪魔かなんかだと思ってるだろ?」 「違うの?」 切ない表情を見せる祖父江に由宇は不思議な気分になり、首を傾げてみせた

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