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由宇 尿検査

「由宇くんおはよーさんっ。今日の天気は快晴、お洗濯日和やで!」 周防の元気な声が部屋に響いた 「朝から元気だね?周防さん」 周防のハイテンションとは反対に由宇はローテンションでつぶやいた 「なんやなんや?暗いー。元気だしぃ?まだ、手痛む?点滴、漏ったらしいやんな?ごめんな?痛かったやろ?」 「え。別に周防さんのせいじゃないし」 「んー…でもそこに刺したん俺やしな」 「周防さん気にしすぎ」 「ところで点滴の刺しなおし、泣かずにできたん?」 「なっ!泣くわけないじゃん!たかが点滴刺しなおすくらいで!」 「ほんまに?」 周防はイタズラっ子のような顔をし、ニタリと笑い 「まあええわ。今日、瀬谷先生の処置室に10時やから。遅れんようにな?」 「検尿すんのにわざわざ処置室?なんで?祖父江先生はいる?」 「道具運んだりもいろいろめんどいんやで?文句言わないの。祖父江先生は日当直やったから帰ったけどどうしたん? 「いや別に。ふーん…分かった」 興味無さそうを装いながら由宇は心の中で 先生と2人…よし ガッツポーズをしていた。

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