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臣、由宇に甘える

「…は…ぅ…まだ、お腹ば痛い…」 臣は腹をさすりながらつぶやき 「いつまでこれ続くと?ご飯食べちょらんのに…おかしかよ」 心が折れそうになっていた ガラー 「臣?大丈夫?」 由宇は心配して臣の顔をのぞきこみ、臣の額に手の平を置いた 「由宇、なんちゅう顔ばしとると?」 「え?」 「ここ」 臣は点滴のついた手を震わせながら、由宇の眉間を触り 「皺が寄っとるばい。イケメンが台無し」 「いや、だって。痛くないの?でこも熱いし…心配じゃんか」 「痛かよ?でも痛い痛い言ってもなんも変わらないけんね。熱も仕方なかとやろ?」 「臣…」 臣は手をそのまま由宇に手を伸ばし 「由宇、心配ばしてくれて嬉しかよ?ね、ちょっと甘えてもよかね?」 「え?いいよ」 由宇は臣を遠慮がちにそっと抱きしめた 「ふふ。もっと強くてもよかよ?そう簡単には壊れんけん」 「うん。これでいい?」 由宇はきつく臣を抱きしめ、臣の頭を撫で 「いい子いい子」 「ん?なんね?それ」 「先生たちの真似。ここの人たちやたらと頭撫でてくるから」 「はは。そう言われてみればそうやね?」 「なんか照れるけど…悪い気はしないよね」 「せやね?もっとって甘えたらもっとしてくれるとよ?甘え時ってもんがあるたい」 「何それ?」 「今がそう。由宇、もっとぎゅっとして?よしよしもしてほしか」 「なんじゃそりゃ?よくわかんないけど、はいはい」 由宇は臣の望みどおりの行動をとり、臣は勝ち誇った顔をし目を細め由宇の腰に手を回した

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