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臣 むらむら?
「由宇…大丈夫とね?」
瀬谷と周防が消えてから臣は由宇に話しかけた。
「ごめん。みっともないとこ見せた」
「こういうことはお互いさまやと思うけん、気にせんほうがよかよ?注射いっぱい頑張って偉かったと思う」
「ありがとう。はー…早く退院したいな。新学期始まってるし」
「治療ば、ちゃんとせんと退院なんて無理ばい。ちゃんとしとると?祖父江先生にお願いするとよか。スパルタになるっちゃけんけど」
「一応されてることない?現在進行形で。てかスパルタとか怖。それはそうとなんで祖父江先生?俺の担当瀬谷先生」
「知っとーと。性の方。祖父江先生の方がたぶん上手かよ?」
「なっ…そ、それはぁ」
「ちゃんと治してもらった方がよか。えっちなことは恥ずかしいことじゃないけん」
「痛いんだよ」
「最初は誰でも痛いもんばい。だんだんと気持ちよくなると」
「ど、どうしたの臣。なんか急に大人」
「ちょっと心配やったと」
「臣はその…気持ちいいの?」
「本格的にはまだしてないけど…先生の手は気持ちよかよ?もっとされたくなる」
うっとりする臣に由宇は顔を引き攣らせたが、幻のようなあの快感を思いだし、由宇は顔を赤くした
「由宇?」
いい表情ばしよると。
本当にかわいらしか
臣は高鳴る気持ちに胸がドキドキしていた
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