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周防の夜勤

「おつかれさまでしたー」 シャボン玉会がお開きになりみんなは笑顔でデイルームに戻った。 「お部屋についたらバイタル測りにまわるからみんないい子にねー」 「はーい」 真尾が声をかけるとみんないい返事をし、それぞれの部屋と帰っていった。 「無事終わって良かった。嬉しそうやったですねみんな。あないな笑顔見れて俺も嬉しいっすわ。師長、あらためておはようございます」 「おつかれさま周防」 「おつかれさまです、師長。あの…由宇くんと臣くんって」 「んー…それがね、臣くんは徐々に回復してる感はある。でも…なんだろうなぱっとしない。由宇くんの方は昨日もだけど夕方からダメだね」 「うー…となると?平穏にいきそうに無いっちゅーわけですね」 「かもね」 「今夜1人でいける?」 「え?1人?瀬谷先生いてますやん?」 「あー…きみはそうだったね。人を使うのが上手い子だよね。まあ何かあったら連絡ちょうだい?電話出れるようにしとく」 「おおきに。頼れる師長さんでほんま心強いっすわ」 ニパぁと八重歯をのぞかせて笑い、カルテが乗ったワゴンの前へと移動し周防は情報収集を始めた。 長い夜が始まるーー

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