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寝かしつけ

祖父江と真尾が仲良くしている頃 周防は病棟の見回りをしていた。 日中の疲れからかみんないつもよりよく寝ていて、その寝顔を見て周防は幸せな気分になりニッカリと笑った 「みんなよー寝てるわ。シャボン玉疲れたんやなぁ」 最後に真白の部屋に入ると、真白がシクシクと泣いていた。 「…!」 周防の入室に気づき真白は慌てて、腕で涙を拭った 「まーちゃん?泣いとるん?どっか痛い?」 「痛くない。大丈夫」 「大丈夫やないやろ?」 「大丈夫だもん」 「んー…寂しい?」 「うん」 「そっか。寝るまでおったるから寝り?」 「…ありがと。」 「ん」 「周防さん」 「ん?」 真白は体を動かし、ベッドの半分のスペースを開けた。 「えーと?それは…一緒に寝よーってことやったりする」 真白は頷いた 「…しゃあないな」 周防は真白の隣に寝転がり、真白の腹に手を置きトントンと叩いて眠りを促した 「…なんか小児科看護師になった気分やなぁ」 「周防さん、トントン恥ずかしいよ」 「ええやん」 「うー」 「ほら、寝た寝た。目を閉じり」 「分かった。おやすみなさい」 「おやすみ。また明日な」 真白は恥ずかしがりながらも、トントンとした一定のリズムに安心し眠りについていった。

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