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微笑ましいけど、、

「あー…悪い子発見」 奈南は臣の観察に来て、見えた光景に呟いた。 「ん〜微笑ましいけど、、よろしくないな」 動くのは看護師と…って言われたはずなのにな 2人仲良くお昼寝してるし 見たところケガはしてなさそうだけど… どうしたもんか… 奈南は少し考え、ステーションに戻り 「宵先輩」 「どうした?」 「臣くん、自分で歩いちゃってる」 「え…転倒は…っ」 「していないと思う。それよりなかなか微笑ましいことになっちゃってて」 「?」 ・ ・ 「なるほど…これは確かに微笑ましいね。けど、抜管後24時間は要注意だからバイタル取らなきゃ」 「ですよねー。ただ、これ…ぼくが起こすと軽ーくパニック起こしません?さっき注射した犯人だし」 「それは確かに?仕方ないな、、僕が取ります」 「さすが!宵先輩頼りになる。じゃ、お願いします」 奈南は真尾を残し、ステーションへと戻った。 「もしもし臣くーん。寝てたとこごめんなさい。お腹の音、聞かせてね」 「んーぅ?よい…ちゃ?」 「そうだよ。痛いとこない?」 「なかよ」 「由宇くんとこ潜りこんじゃったの?」 「うん」 「そっか。ひとりでまだ動いちゃだめだよ?でも動こうとしたのはえらかったね」 「ごめんなさい」 「由宇くんの隣落ち着く?」 「うん」 「だね。2人ともモニター見るかぎり乱れてないしリラックスしてるんだね」 「このまま一緒。だめ?」 「ごめんね。由宇くん起きたら自分のベッドに戻ろうね」 「うー…一緒がよかもん」 「そうかぁ、困りましたねぇ。じゃあ由宇くんの処置とかが始まったら戻ってくれるかな?」 「分かった。約束するたい」 「ん。いい子」 真尾は、臣の頭に手を置き撫でた 「また先生が様子見にくるからそれまでゆっくり休んで」 「はーい」 臣は許可を得て嬉しくて笑い、由宇にへばりついて再び目を閉じた

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