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ドキドキが止まらない

「由宇…大丈夫?」 「うん…ごめん、心配させて臣」 照れてはにかむ由宇を見て臣はドキンと胸を鳴らした。 なんね…今、由宇がばり可愛いかった気がすると 気のせい? 一瞬うっとりとしとった…?で、照れて… 指が抜けるときってなんて表現ばしたらいいか分からんちゃけど、はぅってなるから それに感じたとやろか? 気になる…ばってん、聞けれんばい 怒るに決まっとろうもん 「臣?俺の顔になんかついてる?」 「え…なんもついてなかよ。考えごとしとったと。由宇、薬痛かった?」 「うん。しゅわって痛かった」 「でも、奈南さん先生より指細いからよかったね」 「ん。俺、坐薬好きくない」 「好きな子なんていないと思うばい」 「でも抜かれるとき変な感じするよな」 「変な?」 あり?由宇も同じ…? 「ぞくぞく?」 「それって…」 やっぱり気持ちよくなってると? 「あ…いや、やっぱなんもない。俺の気のせい」 「2人とも泣きやんだか?」 「先生、あんまり由宇を泣かしちゃダメ」 「ん?泣かしたくて泣かしているわけじゃないが…」 「由宇が泣いていると俺まで悲しくなるとよ。だからダメ!」 「んー…臣は優しいな」 違う。 ドキドキして変な気持ちになる 体が疼くとよ ばってん…誰にも言えんけん コテンと臣は祖父江の体に頭を預けた。

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