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臣 へとへと

「名残惜しいかも分からんけど、臣くんそろそろ帰ろうな?」 「もう?」 「まだいていいのに!」 周防は不満を訴える2人をなだめ 「お互いにしんどくならんうちにバイバイな」 「「いや」」 「2人揃って言われてもなぁ…今夜、熱が出たらどうするん?」 「それはいや〜。うー…おみくんまたね」 「うん。真白ちゃんまた来るね」 「うん、2人とも偉いやん!じゃ、行こうな?」 元きた道を臣と周防は歩いた。しばらく歩いたところで臣が立ち止まり 「大丈夫?臣くん?」 「ふぅ…っちょと…しんどい」 「車椅子持ってくるで?」 「持ってこんでよか。でも…休憩」 「んー…点滴の残量が微妙やで、車椅子のお世話になっとき?すぐ戻るで手すりしっかり掴んで待っててな?」 「ん」 言いつけ通り、手すりをもち待つ臣は疲労感に立っていられず座りこんだ 「目が…まわる。気持ちわるい…」 車椅子椅子を押し戻ってきた周防は、座りこむ臣を見て走った 「臣くんっっ大丈夫?どこもケガしてへん?」 「座っただけ…大丈夫」 「疲れたんやな。もうちょい早よ切り上げさせればよかったな?堪忍」 「周防さんのせいじゃなか」 「車椅子移るで?…よっと!」 周防は座る臣を床から引き上げ車椅子に座らせた 「周防さん力持ちやね」 「前も言うたけど鍛えてんねん」 「周防さん苦手だったけど、ちょっと好きになったとよ?」 「えーちょっとかいな?でも、まあええや。おおきに。そう言ってくれて嬉しいで?臣くん、点滴台足で挟んで前で持っとって」 「うん」 「じゃ、帰りまーす」 ちょっとだけ打ちとけた2人は仲良くリカバリールームへと帰った

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