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臣のお悩み相談室 2
「襟のコレ…」
周防の襟のバッチを触り
「まだまだ先輩に甘えていいよの印たい。みんな最初はコレ付けよると。失敗して叱られてくじけそうになりながらもひとつずつみんな乗り越えとーよ?先輩たちは登れるまで手ぇ伸ばして待っとるけん」
「臣くん…人生何周目やねんってくらい悟ってるなぁ。おおきに。ほんま、なんか気分軽くなった気ぃするわ」
「ね?話してよかったとやろ?」
「そやな。これで明日も出勤できるわ」
「明日、そんなにいやな仕事と?」
「まあな」
「あ!まさか俺のことやなかよね」
「ちゃうちゃう」
「ふぅ…。ちなみに誰?」
「え?言うてええんかなぁ、まーちゃんやねん」
「真白ちゃん?可哀想…。いま、泣いとぉ?」
「いや、まだ伝えてへんから」
「説明しとらんの?」
「んー…まーちゃん、いろいろ配慮のいる子やから」
「明日、手ぇ握っててあげてもよか?」
「う?それはどやろ?また聞いてみるわ」
「真白ちゃん…ちっちゃいのに」
「中1やで?」
「知っとーよ。でもちっちゃか!心配」
「臣くんは優しいなぁ」
周防は手を伸ばし臣の頭をくちゃっと撫で
「ええ子ええ子。立派な人になりそうや」
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