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まーちゃん 発作?

輸血が間もなく終わろうとしていたころー 「まーちゃん変わりないかな?」 気のせいか?なんか表情が… 「まーちゃんどうした?刺さってるところ痛い?」 牟呂は真白の手を触った ひんやりしてる。 「大丈夫?」 「……」 反応が…ない?やたらとぼーっとして、、 いや…これって意識消失だ 精神科時代に見たぞ、、こんなの 牟呂は、携帯を取り出し祖父江に電話をかけた。 「あ、先生?まーちゃんもしかしたら欠伸(けっしん)発作かも…」 〝分かったすぐ行く〝 祖父江との電話を切ってすぐ真白の意識が戻り 「まーちゃんよかった。大丈夫?」 「何が?」 「ううん。今からちょっと先生来るからね?」 「先生?」 ガラーっ 「真白、どう?」 「意識戻りました」 「真白、針んとこ大丈夫か?」 「うん。先生どうしたの?」 「真白、発作が起きたみたいだ」 「また…?まーちゃん知らないや」 「真白、やっぱり薬…」 「飲まないです!」 「だよな…薬嫌いにも困ったもんだな。しかし牟呂、よく気づいたな?」 「一応元精神科ナースなんで…」 「そうだったな。牟呂、後は俺に任せて他の業務入ってくれ」 「え?いいんですか?」 「ああ」 「じゃあお言葉に甘えます。まーちゃん?輸血終わるまであと少しだよ、頑張れ」 「うん」 牟呂が部屋から消えると真白は祖父江に手を伸ばし 「先生ー一緒に寝て?」 「ん?仕方ないな…」 「だって先生、おとーさんみたいで落ち着くもん」 「ほら、これでいいか?」 祖父江は真白の隣に寝転がり、真白のお腹の上に手を置いた 「うんっ」 祖父江は真白のお腹をトントンし真白を寝かしつけながら、臣の明日からの治療プランを練っていた

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