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辱めに怒る臣

ひとり取り残された臣は、ローションをぽいっとベッドの端に投げ股間をティッシュで拭った。 ズボンを整える気力もなく、ふらっとベッドから降り点滴を引きながら由宇の元へと近寄り椅子に座ると 「由宇……辱めを受けたばい」 腰を曲げ、上体をベッドにつけ由宇と顔の位置を合わせた 「また由宇が起きたら話すけど…由宇の言ってた通り先生…鬼やったと。痛かったし怖かったけん…でも、気持ちくしてってお願いしたらそうしてくれたとよ?」 右人差し指を伸ばし由宇の頬を触り 「ホルモン補充療法ば受けるけん。でも、よー分からんばい。どんな辱めを受けるっちゃろ?怖かよ。励ましてほしいけん、早よお熱ば下げんね?由宇」 ガラっー 「!?」 音に驚き、臣はビクッと体を揺らし 「臣くん!っえ?なんちゅう格好してんねんっ。よお膝にズボン絡まったまんまここまで歩いたな」 下半身丸出しの臣を見て周防は目をまんまるくし 「ほら、立ちぃ。はかしたる」 「はけるけん、よか。むーちゃんばいばい」 「ばいばいやないの!」 「お部屋、帰るで」 臣の背に周り裏から両脇を掴み立ちあがらせ、 ペシっと臣の尻を軽く叩き 「…っん!痛かよっ」 「おしり出しとるからや、ほらズボンはくで」 臣のズボンを上にあげ、はかせた。 「うー…むーちゃんまで辱める」 「なんやねん…辱めって」 「祖父江先生に辱められたと!俺、怒っとるけん」 「分からんけど、嫌な思いしたんやな?また聞いたるでそないに怒んな。血圧あがるで?」 「むーちゃんもされたらよか!」 「え…っちょ……それは」 臣くん何されたんやろう、、 よぉ分からんけど…辱めっちゅうくらいやから相当なことされたんやろうな 想像し、周防は顔を赤らめた

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