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前立腺責め具

体を起こし半勃ちになっている股間を両手で隠しながら、祖父江が取り出した箱の中から出てきた黒い物体を見て周防は、口元をひくつかせた 「な…なんやねん、それ」 「前立腺用の責め具だ」 「なんなんその輪っか」 「これにペニスを通す」 「そんなんしたら…射精できんやん。鬼畜」 「そうだな」 「そうだなって…。しかもなんか…コントローラ付いてへん?えぐ…こんなん患者さんにやれるん?」 「だからモニターするんだよ」 祖父江は道具の先端にローションをまとわせ 「直径3cmくらい先端部はあるから最初きついが…じき慣れる」 「え…ちょ」 祖父江は周防の足首を掴み、周防を仰向けにひっくり返し 「っあ…待」 ガチャっー 「え?」 師長!?なんちゅう、タイミング! 祖父江は慌てて周防から足を離し、真尾の元へと駆け寄った 「これは?」 冷たい口調で真尾は祖父江と周防を交互ににらみ 「宵、違うんだ」 「何が?あなたがどこで誰と何をしていようと僕には関係はありませんけど、職場でこういうのはいかがなものかと?」 「いかがわしいことじゃない、モニターなんだ」 「で?」 「よーい怒るな」 「怒ってません。お楽しみを邪魔してすみませんでした!」 あー…察し。先生の相手、師長なんや 不倫かぁ…なんか意外 「なぁ。痴話喧嘩しとるとこ悪いんやけど俺帰ってもええ?」 「周防、これからだろう何を言う」 「いや、先生の相手たぶん師長なんやろ?師長にモニター頼んだらええやん」 「っな…周防…僕は」 「誰にも言わへんし」 「周防、一度した約束は最後まで遂行しなさい」 「師長ー…助けてくださいよ。俺、やるなんて約束してへんよ」 「ここまでしといて?」 真尾は向かいのソファに座り 「続けて?」 「へ?」 くつろぎながら真尾は祖父江の次の行動を待った

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