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ダブルデート

日勤を難なく過ごし周防と牟呂は通用口にいた。 「今日はスムーズだったね」 「せやな?臣くんも約束どおり採血すっとやらせてくれたし、まーちゃんも発作なかったし、久々にちょっと平和やった気ぃするわ」 「待たせな?車、あっちだから」 ジャケットを羽織った祖父江が2人に話しかけると、周防と牟呂は顔を見合わせた 「先生、車通勤なんや?」 「ちょっと距離があるからな。おまえらは徒歩か?」 「ちょっと歩くけど、通える距離なんで。雅宗とアパート、近いんですよ」 「たまにバイクで来るけど基本は徒歩やな?」 「宵も電車だしあまり車通勤いないんだよな」 「宵?」 「真尾師長や」 「本当に2人できてるんだ。なんか不思議」 「で、その師長がまた来てないんやけど」 「俺の車の助手席にもういる」 「早」 「おまえらも早く乗れ」 祖父江は先に歩き車へと近づくと後部座席の片側を開けた 「お邪魔します」 2人は乗り込むと、シートベルトをつけて真尾にあいさつした 「師長、おつかれです」 「あ…うん…おつかれ…っ」 「ん?なんや疲れてません?」 「そだね。年かな?はは、ちょっともたれてるね」 真尾は窓にすがり悶えるように息を漏らした 「…ん……ぅ」 「「?」」 なんか師長おかしない?気のせい? 「15分くらいで着く。周防、牟呂おまえらは付き合い長いのか?」 「付き合いっちゅうか…学生ん時、サークル一緒でそっからずっとセフレやから何年?」 「6年くらいかな。先生たちは長いんです?」 「俺たちは付き合いを再開したとこだが、宵が結婚するまでの10年だな」 「それって…新卒の師長食っちゃったってことなん?」 「まあ…そうなるな。可愛いかったからな」 「なんやすごい話やな?しー先輩」 「師長も先生が好きだったんですよね?だからそういう関係に?」 「へ?…っん…ど…だったかな」 「師長大丈夫?体調悪いです?」 「ちが…っ、実継…さ…ん…」 「限界か?宵」 「…っう…」 真尾は顔を赤くし下半身を擦りあわせながら、首を横に振った

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