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宵さん、実継さんのはじめての日 4
「…んっっ…え…な?」
「男同士はココを使うんだ」
「そんな…入るわけ」
「入るんだ。エコー検査もココですることがあるだろ?入れようと思えば手も入る。男は前立腺があるから気持ちよくなるようにできている。ちょうどこの裏」
陰茎の付け根と肛門の間の会陰を押した
「痛いと思う…。摘便見学したけど痛がってましたもん」
「それは…処置だからまた意味合いが違う。ローション使って濡らすし、受け入れる準備が整ってから入れるんだ。もちろん無理強いはしない」
真尾は怖かったが、祖父江と出会った時に言われた通り抱きしめられて落ち着いたのを思い出し、体験してみる気になった
「んっ…っぃ」
指が入ってくる痛みは顔は歪むものの思ったより耐えられるものだった。
よかった…そこまで痛くない
「大丈夫か?」
「ちょっとだけ…痛いけど我慢できます」
「いい子だ。指を増やすぞ」
「…ぅっ…いいっ…」
「痛いな?息をゆーっくり吐いて」
「…ん…はーー」
「そう上手。ナカが緩んだから少し奥挿れるぞ」
「…ああっ…んやぁっ…そこ、やだ」
「ココが前立腺。そんなに嫌?」
「だ…だって…んっ…気持ちくて怖い」
「大丈夫。それが正解」
「は…ぁっ…ん…っ…指で…こんなに気持ちいいなら、ペニスならどれだけ気持ちいいの?」
「挿れられたことがないから分からないが、気持ち良さで泣けるほど…かな?しかし、今以上の痛みを乗り越えないことにはそれは味わえない。本来入れるとこじゃないからやっぱり少しは痛みが残る。乗り越えれば幸せな気分になる。けど宵が怖いならしない」
「したい…です」
「いい子だね?宵。分かった。ちょっと待って…」
祖父江はローションをたっぷりと自身の陰茎に塗りながら3本目の指で真尾のナカを解した
「んっ…いぁ…あ…」
「宵…ひとつになろう」
祖父江は真尾の孔に陰茎をあてがうと慎重にナカへと腰を進めた
「んっっ…んんっ…いっ…た…痛いぃ」
貫かれる痛みに真尾の体に力が入る
「宵…痛いよな…後少しだから…頑張れ」
祖父江は自分まで辛くなり表情を歪めると少しでも楽にしようと真尾に口づけ、真尾の陰茎を触り挿入を進めた
「あ…む…ぅ…」
「入った…よく頑張った…いい子だ。ごめんな?痛みをゼロにできなくて…まだ痛いだろう?」
真尾は首を振った
「だい…じょぶ…痛く、ない…」
「我慢しなくていい。頑張ったんだから痛いって泣いていい」
「我慢じゃない…気持ちいい」
きゅっと真尾のナカが動いた
真尾は満たされた気分に幸せを感じ
励まし褒めてくれる祖父江が愛しくてたまらず祖父江の背に手を回し、涙を溢れさせた
出会いの最初から恥ずかしいところを見られたから何でも曝け出せる気がする
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