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のほほん

「コーヒー……?」 周防は漂ってきた香りに首を傾げた。 トントンー 「雅宗?起きてますか?」 「よ、よよ宵さん!」 どんな顔をして会えばいいか分からず周防はうろたえ扉を開けなかったが、扉が開けられた 「開けますね」 見えたのはいつもどおり…以上にのほほんとした真尾師長 さっきまでのことがまるで無かったかのようににこやかな笑顔を向けてくれていた。 「コーヒー、淹れたんで飲みましょう?」 「やっぱりこの香りコーヒー?でも、なんでいまなん?一般的には朝やん」 「?。飲みたい時に飲むんです。今、実継さんがミートソース温めなおしてくれているからミートパスタ食べましょう?お腹、空いたでしょ?」 「え…自炊してるんや?」 「毎日じゃないですよ?休みの日に一緒に作って保存して食べたり…」 LDRに戻ってくるとちょうど祖父江が3人分の料理を並べてくれていた 「起きてた?」 「はい。不安そうな顔してました」 「宵は引きずるタイプじゃないから気にするな」 「でも!やっぱ…食べてええんですかね?これ」 「食べて?もったいないです!終わったことをいつまでもウジウジしているのは嫌いです…。区切りをつけて」 「雅宗、雫と例えばケンカしたとしたら、翌日まだ怒りあってるのか?」 「え?そうやと思う…」 「それじゃダメだな、なぁ宵」 「はい。朝には仲直りのキスでもえっちでもしてリセットですよ?」 のほほんとした2人の空気感に周防は安らぎ 「なんや…あんたらええ夫婦みたいな感じやな。で、仲直りしてコーヒー飲み合うっちゅうわけなん?」 「夫婦か…まあ、そうなるな…。コーヒーはあまり飲み過ぎはよくないんだがな…」 「でも、飲みたい」 「それで尿路結石になったのにか?」 「だって…せっかくいいマシン買ってくれたし」 ノロケやん…もうこれ。いっつもこんなんなんやろなこの2人 うらやましい 「えーと…なんか、うん。ごちそうさま」

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