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由宇、祖父江に甘える

「それは…まさか、今から?」 「うん。本当ならブジーをもう少し進めたかったが…状況が変わった」 「まだ、由宇くん…酸素が」 「ボンベを運ぶ」 「ちょっと…いま、すでにかなり泣いてるじゃないですか。瀬谷先生…本気ですか?」 「今やらなくてもいつかはやらなくてはいけない…そこまでうろたえるなんて珍しいね?真尾師長」 「っんんぁ…」 「由宇、いったん休憩だ。次はお部屋を変えて検査だよ」 「?」 何も知らぬ由宇は、痛みから解放された安堵感と泣いた疲労感からウトウトとしながら、祖父江に甘えるように抱きついた 「せんせぇ運んで」 「由宇分かった」 「さね…祖父江先生っ」 「真尾、大丈夫。由宇は耐えれると瀬谷が判断したんだ。応援してやろう」 「でも…っ」 「真尾はステーションで留守番で大丈夫だから。いいな?」 「は…はい」 「じゃあ、先に行って支度してる」 「分かった。前処置してから行くからちょっと待っていてくれ」 「そうだね。あっちに着いてからよりその方がいい」 由宇がウトウトと船をこいでいると祖父江が口を開いた 「宵、大丈夫か?」 「由宇くんが…」 「おねむのようだから大丈夫」 「実継さん……由宇くん、大丈夫でしょうか?僕には耐えれそうにない検査です。それをこの子がやられるなんて…」 「うん…せめて少しでも痛くないようにここで前処置をやろう。麻酔入りのゼリーをシリンジに詰めてくれる?あとペニスクレンメの用意な」 「うん」 俺、何されるんだろ… なんか…祖父江先生と師長さん親密?な感じだけど……眠い なんかいろいろ気になるけど、祖父江先生の腕の中…寝心地いいから、どうでもいいや 「っんぅっっ?や…なに?」 「麻酔のゼリーを尿道に流しこんでる。ちょっと気持ち悪いな。よし、真尾ペニスクレンメ」 「はい」 「やっ…これ、何?洗濯ばさみ?」 陰茎を輪っかに入れられ、輪っかの中央には洗濯ばさみのようなものがついていて、ちょっと圧迫感を覚えた 痛くはないけど…変な感じ… 「ちょっと違うけどそんなもんかな?せっかく注入したゼリーが流れでると悲しいから、これで堰き止める。よし、前処置OK。行こうか」 「うん…」 由宇は気乗りしなかったが小さく頷き、祖父江にしがみついた

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