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スィストスコピーはじまる 2
うっすらと目を開けると何人ものスタッフがいて由宇はうろたえた。
動けない…。手は自由だけど、、
怖い…
痛い…っ
助けて…っっ
「怖い…っ、どこ…っや。だ。動けないっ」
「落ち着いて、由宇…怖くない。大丈夫だ」
「せ…んせ」
祖父江が励まし、手を握って額に口づけてくれるも由宇は不安で涙が止まらなかった
「よーし、導尿終了。周防、0度の膀胱鏡とって」
「はい」
瀬谷…先生…?
ここではじめて瀬谷の存在に気がつき、瀬谷の手元を見ると見たこともないような物体を持っていて由宇は口を開いたまま固まった。
「何?…それ…でっかい金属の鉛筆?」
ブジーなんか比じゃないサイズの金属の棒に由宇は引き攣った顔をして体を震わせた
「ね…まさか、それ…ちんちんに挿れるとか言わないよね?」
「かしこいな、由宇は。そのまさかだよ。口で呼吸してリラックスしていたらすぐ終わる」
「そ…そんなの入らない…」
「入る。もともと開いている穴に真っ直ぐ通すだけだから」
「や…やだ…やだ…やだーっ」
叫ぶ由宇を、尻目に瀬谷は容赦なく棒を麻酔ゼリーで濡らして由宇の陰茎を掴み、鈴口の穴に棒をあてがった
「ひぃっ」
あまりの恐ろしさに由宇は、祖父江の手を握りしめ、空いている方の手で手すりを叩いた
「いやっ…いやぁ!」
「あ、ちょ…待ちぃ。手ぇケガすんで」
止めに入った周防の胸ポケットに刺さっていたボールペンを由宇は手に取り、瀬谷に投げた
「なぁっ!?何すん!」
「おっと。由宇、高価な機械もあるから気をつけて。牟呂、そのおいたする手を握ってて」
「あ、はい。足は…」
「よっぽど大丈夫だろうけど…そうなったら佐渡くん、周防…頼むよ」
「はい」
緊張の空気が流れていたが、瀬谷は大きく深呼吸をし検査を進める体勢に入った
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